ポーカー基礎

オッズとアウツの考え方

オッズとアウツを知って脱初心者へ

テキサスホールデム(ポーカー)をプレイしていると「オッズに合う」「オッズに合わない」などの言葉がでてくると思いますが、そもそもオッズとは何なの?
ということでオッズ計算で必要な言葉として「アウツ」がありますので、こちらも一緒にも覚えましょう。

テキサスホールデム(ポーカー)においてオッズとアウツの考え方は、脱初心者の第一歩となるかなり重要な用語と考え方になるので、初心者脱却したい人は絶対に知っておきましょう!

テキサスホールデム(ポーカー)のオッズとは

テキサスホールデムの動画を見ていると、「オッズに合う」「オッズに合わない」という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。

オッズとは投資に対しての見込み利益と勝率を掛け合わせて計算することです。
噛み砕いていうと、「現状どの程度勝率があって、どのくらいベットしたら採算が取れるのかを計算すること」です。※下の方に簡単な計算方法を記載!

言葉にすると難しいので下記イラストにてクイズ形式を交え簡単に説明します。

【状況:ヘッズアップ(1体1)とする】


既にポットに100ドルかけられている状態で、プリフロップ(最初に3枚配られた状態)で対戦相手はKのトップヒット!
※通常ありえませんが、説明のため相手の手札がわかっている状況とします

なんと!自分はあと1枚スペードが落ちればナッツフラッシュ!

そんな中、ターンのカードが配られる前に相手から50ドルのベットが・・・

ここで問題1問目!(オッズ計算)


カードはターンとリバーで合計2回配られます。
相手の50ドルのベットに対してどのように行動するのが最も期待値が高いでしょう?
※答えは下に記載

【下記1~4の中から選択】
1.コール(同じ掛け金を払う)
2.リレイズ(相手のレイズに対し更にレイズを仕掛ける)
3.フォールド
4.その他
(コメントにて教えてください)

皆さんの考えをコメントにて教えてくださいね!

※答えはここをクリックするか一番下に表示

状況によって異なるかもしれませんが一般的な期待値の計算として、登場するのがアウツになります
それではアウツについて考えていきましょう。

テキサスホールデム(ポーカー)のアウツとは

アウツとはストレートやフラッシュを完成させるために残りのカードが何枚あるのかを指します。

先程のイラストを見てもらうと、自分のハンドはスペードA,3
ボードにはスペード8,Kが落ちています。

残るスペードの枚数は、2,4,5,6,7,9,T,J,Q合計9枚
この9枚アウツと呼びます。

つまりストレートやフラッシュなどあと1枚で役ができそうな状態で、配られる可能性のある総枚数をアウツと呼びます。

このアウツを元に勝率を計算するのが「オッズ計算」となります

テキサスホールデム(ポーカー)のオッズ計算方法

先ほどはアウツについて説明しましたが、ここではアウツを元に簡単ですごく便利で簡単計算方法があるのでご紹介します。

【便利な計算方法】
アウツの枚数がわかれば、アウツ✖️ディーラーによって配られる回数✖️2をするだけでかなり近い数字になります。

(フロップ:ターンとリバーの2回引ける状態)
アウツ9枚✖️2回✖️2=36%

(ターン:リバーで1回だけ引ける状態)
アウツ9枚✖️2回✖️2=18%


すごい単純な計算方法ですが、本来計算する確率にかなり近い数値がでます。
※アウツが15枚超えるとモンスターハンドと呼ばれ期待値はかなり高いです。しかしながらこちらの計算方法では実際より高くなりすぎてしまうので注意が必要です

フラッシュドローの場合はこの程度の数字になりますので、覚えておいても良いかもしれません。

上記計算を元にストレートドローの場合のアウツの数から計算方法を考えてみてください。
ストレートドローはオープンエンド(両面待ち)ガットショット(カンチャン待ち)の2種類考えましょう。
※わからなければコメントくださいね。

問題の答え(フラッシュドローはコールすべき?)

先程の問題の答えですが、コールするのが確率論的に有利と言われています。
ではその計算方法について記載していきます。


【最初にトータルポット計算】

まずは自分がベットした場合のポット総額を計算します。
既存ポット=100ドル
相手ベット=50ドル
自分ベット=50ドル
上記全て足すと
トータルポットが200ドル
単純な足し算ですね。自分のベット額も含まれますので忘れないようにしてください。
ではトータルポットがわかると、次に勝率の計算になります。

【勝率の計算方法】

(方程式)
トータルポット数÷自分がコールする場合の必要チップ量を計算
200(最終的なポット額)÷50(自分がコールする場合の必要チップ量)=4倍
ここで倍率ができました。

では、上記倍率を100%で割ってあげると
100÷4=25%

ここで表した25%が必要勝率になります。

つまりこれ以上の勝率があればコールしても良いよ。
という一つの指標になります。

フラッシュを引ける期待値がターンとリバー2回合わせると36%で3回に1回程度勝てるという期待値ですので、25%の必要勝率を超えていますのでコールできるます。

相手もトップヒットしているため簡単には降りれません。フラッシュ完成後のボードやアクションによっては大幅にプラス収支が見込めます。

ただしターンでスペードが引けなかったことも考慮して、自分のスタックや状況に合わせて勝率18%という計算をする必要もあります。


フラッシュドローさせないアクション

先程の画像に勝率を加えてみました。
こうやってみると、どちらが有利な状況かわかりやすいですよね。

自分が相手の立場ならどの程度ベットしてあげるとフラッシュドローは降りるのかを考えます。
50ドルのベットであれば基本的についてきますので、ポットベット(ポットと同額をベットすること)の100ドルだとどうか。

先程の計算方法を当て嵌めます。
トータルポットが300÷100=3
ということで、33.3333%

これでもついてくる可能性が高いですね。

つまりこのような状況で相手を単純に降ろしたい場合は、ポットオーバーベットが必要になります。

ただし危険なのでおろさずにコールコールで回すことで期待値はあがります。
もし相手がベットしてきたら大きめのリレイズを返してあげるという方法もありますので様々なプレイスタイルも視野に入れながら戦ってみてください。

纏め

今回はアウツとそれに対してのオッズ計算方法を記載させていただきました。

またフラッシュドローをおろすために必要なオッズ数、その戦い方は期待値がプラスなのかも考えながらアクションをしながら、最大期待値で戦えるように工夫していきましょう。

また相手の立場にたって考えた時に、大きなベットをしてくればトップヒットペア持ちの以上の可能性が高いとも捉えられ、相手のハンド予想に繋がるので勝率をあげることができます。

一緒に強くなりましょうね♪